忍者ブログ
ダラダラだらけの鳥野郎の呟き
20  19  18  17  16  15  14  13  12  11  10 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

鳥は白い子狸と仲良くしてるのですが、最近この子狸がちょっと調子に乗っておりまして、羽を毟る羽を毟ると言ってきますんで、はっきりと言ってやりました。

「お願いだからやめてください」と。

くやしいんで、ここで狸の恥ずかしい噺をひとつ。


「ごめんくださいーい・・・ごめんくださいーい!」

「誰だい。もう寝るんだ。明日にならないかい?誰だい」

「・・・たぬぅ・・・です」

「はぁ?」

「・・・たぬ・・・です」

「はぁ?狸がもそもそと言ってるようでわからないよ」

「その狸です」

「なんだい?狸?狸になんて用はないね」

「そちらにはなくても、こちらにはありまして」

「狸に知り合いなんぞいないよ」

「はい、これから親類になります」

「じょーだん。狸に親類になられちゃたまらないよ・・・まあ、ちょっと待って。とりあえず、戸を開けるから・・・ありゃ、誰もいないじゃないかい。もー、こんなつまんないイタズラして・・・」

「姐さん、足元です」

「な、な、なんだい、このに白っぽいものは・・・」

「はい、狸です」

「狸?狸にしちゃあずいぶん白いじゃないか」

「はい、世にも珍しい真っ白な狸です」

「真っ白っていうには、くすんでるねえ」

「いえ、それは汚れです。ほんとは真っ白なんです」

「汚れが目立つだけで白の意味はないねえ。で、その狸が何のようだい」

「あのー、今日の昼、お腹をすかせて倒れそうになってるところに、お団子をいただきまして、ありがとーございました」

「あー、あんときの。白いから猫かと思っていたが、おめえだったのかい」

「はい、おかげで助かりました。山をでるとき、じじ様に『受けた恩は返さいといけない。恩を忘れるようでは人間といっしょだ』と言われてます」

「ひどい言われようだねえ」

「そういうわけで、恩返しのために、とうぶん傍にいさせてください」

「困ったねえ。まあ、いまさら帰るのもなんだろうから、一晩くらい泊まって帰るかい。といっても、うちには客用の布団なんてないよ」

「そうですか。では、いっしょに入りましょうか」

「おいおい、狸と一緒に寝たくないよ。せめてその毛並みを真っ白にしてきてからだねえ。・・・その、なんだ、狸は自前の布団をぶら下げてるんじゃないのかい?」

「はぁ、自前の布団?・・・ああ、玉袋ですか。狸の睾丸八畳敷なんていって、じじ様のは、たいそうでかく広がりまして、寒いときなどは、よくくるまって寝たものですが、私は雌でして。野宿には慣れてますから気にせず寝てください」

「おや、女の子かい?女の子が玉袋だ睾丸だと言っちゃいけないねえ。・・・まあ、あたしも女だけど。・・・おやおや、縁の下になんぞは入らないで、せめて畳の上で寝たらどうだい?」

「はあ、しかし畳が敷いてありますから・・・」

「畳があったって、遠慮はいらない」

「いえ、畳の上は冷えていけません」

「言うことが変わってるねぇ。よけりゃ、そこで寝な」

「はい、ありがとうございます・・・ぐーぐー」

「早いねー、もう寝ちゃったの?あれ、目開けてるじゃないの?」

「はい、狸寝入りで・・・」

「・・・ふざけてないで、寝よ、寝よ」

 

・・・そんなわけで夜は明けますと

「姐さん、姐さん、朝ですよ、起きてください」

「あー、これはどうも。・・・えーと、どちらのお嬢さんで?」

「はい、昨夜の狸です」

「おっ、びっくりした!あの狸かい?いやー狸は化けると言うが、うまいもんねえ・・・ん?さっきと少し顔が変わってきた気が・・・」

「はい、ときどき変わります」

「おいおい、そいつはいけないねえ。あたしんとこにはいろいろな女の子がいるなんて言われちまうよ」

「はい、気をつけます。それよりも朝飯を用意しておきました」

「朝飯と言っても、ここには米がなかったはずだけど・・・。ははぁー、飯だと思ったら、馬の糞だったというアレか。いやだよ、朝っぱらから狸に化かされるなんて」

「いえいえ、まさか大恩ある姐さんにそんなことはしませんよ。朝の支度をしようと思ったら、米一粒なくて、米びつの裏ではネズミが餓死してましたよ。で、あれこれ探してたら、古い瓶の王冠を見つけたんで、ちょっとお金に見せて、米と菜を買ってきました」

「へえ、便利だねえ。当分うちにいてくれよ。王冠を集めてきて、ちょっとお金に変えてくれりゃあ、金に困らなくてすむねえ」

「いえ、それが私の持ってる間はお金なんですけど、手を離れるとじきにもとの王冠に戻るんです」

「ふーん、それじゃあ、しょうがないなー・・・おっ!お前さんがお金に化けるってのどう?」

「それなら大丈夫です。ひーふーみっと」(コロンッ)

足元に1Gコインが一枚転がり出まして・・・

「お、うまいじゃない。しかし、こんな小額じゃーなあ。この100倍くらいにならない?」

「それじゃ、もういちど、ひーふーみっと」(ドサッ)

「何?この馬鹿でかいコインは!こんなお金はないよ。大きさじゃなくて金額が100倍よ」

「あー、それじゃ、ひーふーみっと」(コロンッ)

「ん?これは100Gって書いてあるだけじゃない。100Gコインは出回ってねえからダメよ。1万Gコインを100枚よ。100枚!」

「すいません。一つの体では一つのものにしか化けられないんです。仲間が100匹いれば・・・」

「それじゃ、うちが狸屋敷になっちゃう!・・・んー、なんかいい手はないかなー。おお、何も金に化けなくても、本物の金を手に入れりゃあいいじゃない。そうだ、賭場に行って、ちょぼいちでもするかー」

「ちょぼいち?」

「サイの目をあ当てる博打よ。みんなが外せば、サイを振った胴元の総取りとなる。あたしが胴元になってサイ振れば大もうけ間違いなし!というわけで、サイに化けてちょうだい」

「サイってなんです?」

「知らないの?双六をやるとき、四角い目の刻んだヤツを子供たちが転がしてるアレよ、アレ。見たことない?」

「あれですか。見たことあります」

「そう、それならいっちょ頼むわ」

「いきますよー。ひーふーみっと」(コロンッ)

「お、うまい!しかし、ちょっとでかいね。すこし小さくなって。・・・そうそう・・・おーい、どこまで小さくなるの。そんな米粒みたいじゃ持てないじゃない。もすこしお大きく・・・おお、そのくらい、そのくらい。よしよし。・・・ん?こいつはいけない。目が全部同じじゃない。目は表と裏で合計七じゃなきゃいけないのよ。一の裏は六、それから二の裏が五、三の裏が四よ。」

「はい、わかりました。それじゃあ、あらためて、ひーふーみっ」

「おー、よしよし、ちょっと振ってみるよ・・・よっと・・・二か。よし、もいちど、よっと・・・二か。よっと・・・二か。よっ・・・二って。二しか出ないじゃない!」

「二が出しやすいんです」

「なんで?」

「目を開けて上見るだけですから」

「へえ、それなら一は逆立ちしてお尻の穴?・・・痛っ!なに爪を立てて?えっ、女の子にそんな下品なこと言っちゃいけない、ウインクしてるだけだって、そいつは悪かったわ。まあ気を取り直して他の目を頼むよ・・・おー、よしよし。本番でもこの調子で、あたしの言った目を出してちょうだいな。そうすりゃ、どんどん儲かっちゃうんだから。よーし、頼むよ」

PR
この記事にコメントする
名前
題名
文字色
電子手紙
ウェブサーバーの識別名
論評
合言葉   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2026/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[03/30 鳥]
[03/29 草]
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ボン・ボ・ヤージ
性別:
男性
自己紹介:
ここは、オンラインゲーム「KOC(OL大陸)」に生息中の鳥が、グダグダと、なんやかんや呟く場所になっております。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
野次風呂 Produced by ボン・ボ・ヤージ  AD :忍者ブログ [PR]

SimpleSquare 和心 ver.2 Edit by : 飛雄